涙の不動産王

寒さが和らいだ!

暗く冷たい冬の峠を越えたか。

 

結局、引っ越しはしなかった。

不動産屋へ行き、物件を紹介してもらったり、部屋を見学したりしたが、家賃の高さや初期費用の高さ(50万円くらい普通にしやがる)や部屋のボロさ、狭さなど気分が沈むばかりだったので、引っ越しは中止した。

1つ勉強になったのは、SuumoとかHomesに掲載されてる物件はどこの不動産屋に行っても紹介してもらえるということだ。ということで、自分と相性の良い信頼できる不動産屋に会うのが結構重要だ。いずれにせよ引っ越しは、金は掛かるし面倒だ。

 

新しい会社へ勤めだしたが、まだどんなところかよくわからない。とりあえず「もう最高の職場です!本当に嬉しい!」というような職場ではないのは間違いない。

 

2/11に放送があったTBS ラジオ「日曜サンデー」にて働き方改革の特集があり、残業ゼロを達成した町工場社長がゲストで出演し、その経験をお話されていた。印象的だった話が「(働き方改革は)経営者の覚悟次第」という話で、経営者でない自分は「そうだそうだ!経営者の責任だ!」と手頃な石を握りしめ、世の経営者達に投げつけたい気持ちになったが、従業員の協力が必要ないわけもないだろうし、この石を投げたら反対に散弾銃で反撃されそうな気がし、石はポケットに入れて持ち帰り、家の冷蔵庫に入れた。

 

マンデー・モナリザ・クラブ

寒い。

関東はガンガン氷点下。

氷点下で外、凍ってんか?

 

ある企業から今週内定の連絡があり、「もうよく分かんないけど、ここでいいや。」という消極的な姿勢で内定を受けた。会社なんて”入って働いてみないとわからない”である。とは言え、自分の軽率な決断に不安。

とりあえず無職ではなくなった。

 

今は通勤に便利な引っ越し先を探したりしている。

良さそうなところが無かったら、特に引っ越すのはやめておこうと思っている。

今日、不動産屋に電話したら「引っ越しシーズンに突入しちゃってるんで~」的なことを言われ、要するに「もっと焦れ」と言いたいらしかった。

そういう風に言われると8歳のとき「急いてはことを仕損じる」と胸に刻み込んだ自分としては急激に不動産屋が好ましからぬ存在に思えてくる。

「はいはい契約できれば何でもいいんでしょ。」と心の内で思う自分。

とか言いながら、物件見学の約束をしてしまい、一般人として普通に不動産屋と応対できるか今から不安。

 

TBSラジオ伊集院光とラジオと」の本日のゲストがピンクレディーのケイちゃんだった。昔テレビ番組で見た記憶で、”ピンクレディーは元々地味なフォークデュオだったが、プロデューサーやら阿久悠の戦略で派手派手ミュージシャンになった”というのが自分の認識であった。

しかし!今日のケイちゃんのトーク聞いたら、ちょっと事情が違うんである!

ケイちゃんが言うところによると、アマチュア時代、元々ミニスカート履いたり激しい歌を歌ってコンテストに出ていたのだが、ある時「プロっぽい」という評価で落選したときがあったらしい。そこで、スター誕生に出るとき2人は「素人っぽくしよう」と作戦を立て、露出を抑え地味なルックスの白い風船というフォークデュオで出場したのであった。本来はソウルフルな激しい歌を歌いたかったのだが、「歌でプロになれるなら・・・」と本意ではないフォークソングへの鞍替えだった。

ところが、運命のいたずら、スター誕生でプロになると2人は事務所から「君らはこれからピンクレディーだ!」と告げられ、フォークではなく激しい歌が歌えるということを知り、ケイちゃんとミーちゃんは嬉しくて2人でわーわー号泣したらしい。「プロのシンガーという望みだけではなく、ソウルフルな歌も歌える!」2人はどんなことも耐えようと固く決意した。この決意がその後の殺人スケジュールをこなす原動力になったのかと分かり、自分はとても腑に落ちた。

伊集院がケイちゃんに尋ねる。「一番思い入れのある歌とかありますか?」

ケイちゃん即答。「あります!マンデー・モナリザ・クラブです!」

恥ずかしながら自分は知らない歌だった。好きな理由は「本当に一番歌いたかったのはこういう歌だった」とのこと。

阿久悠がそういう2人の気持ちを察して作詞したらしく「2人のことを我々も世間もおもちゃにしすぎた・・・」と不世出のアイドルへ労いのプレゼントだったことにまた感動。

 

マチュアの頃からプロ顔負けのスキルで歌を歌い、ただの若い女の子アイドルなんかではなく本物のシンガーだった2人。必死になって望むものを手に入れたというケイちゃんの話に自分は感動した。「いや~、良い話だったなぁ。」とニコニコしていたら、ふと「あれ、それに比べて自分は・・・?」と思うと心の温度が氷点下まで急激に下がった。

 


マンデーモナリザクラブ - ピンクレディー

生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。

今日は暖かかった。

いいことだと思った。

 

土曜日に渋谷の映画館で、西村昭五郎監督特集をしており、監督作品を観た。

「団地妻 昼下りの情事」上映後には女優 白川和子さんのトークショーがあり、大変面白いお話がたくさん聞けた。

 

喫茶店で時間を潰している内に、読書。シェイクスピアの「ハムレット」を今更ながら読んだ。新訳版のためか、非常に読みやすかった。難解なのかと思ったら、ストーリー自体は分かりやすいと感じた。勿論、面白かった。文章(というか登場人物の台詞)がとにかく魅力的で、名言連発という感じ。

 

書類審査パスした会社の面接に行ってきた。

自分がイメージしていた仕事、雰囲気とズレがあり、ガッカリ。

また、ゼロからだ。

次!次!

在宅のつぶやき

風邪が治りかけ。

この調子この調子!

 

ラジオを聞いていると、ここ最近の東京の寒さは45年振りの記録的な寒さらしく、

たまったもんじゃねえよ、と思った。

風邪気味な上に記録的寒さ、家にいるしかないと脳内満場一致で1日中在宅に決め込んだ。

 

読みかけだった池波正太郎の「食卓のつぶやき」を読了した。空腹の状態で読んでいたが、まぁ旨そうな料理が出ること出ること。口の中をよだれまみれにしながら読んだ。

文章も気品があるし、料理の描写も文句無し、凄い作家だと感服する次第。ただ、「気学」という占いの話が何度も登場し、ちょっと興ざめ。年を取るとそういうものに興味を惹かれるのだろうか。

 

夜、いい加減腹が減り、飯にした。冷蔵庫には水の2Lペットボトル1本しか入っておらず、自分のワイルドさに目眩がした。お米はあったので、炊いて醤油かけて食べた。池波正太郎の本で散々、旨そうな料理の話を読んでいたが、空腹の前では美食なんて言っていられない。充分旨かった。

 

芸能ニュースで有名人の不倫報道が長く続いており、「不倫の報道、もうやめろ!」、「飽きた!」などの声が一部で上がり始めているらしい。芸能ゴシップ好きの自分としては、このまま不倫ネタどんどんすっぱ抜いて欲しい。不倫報道するのやめろ、というか有名人が不倫やめればいいのに、と思う。

 

強烈な寒さは日曜日あたりまで続くとのこと。寒いのはつくづく嫌である。

 

 

 

布団ひいて風邪ひいて寝てた

風邪をひいた。

頭が痛い。全身がだるい。

風邪をひいて布団で寝ていた。

 

中田ダイマル・ラケットの漫才で

「元気ないやないかい。」

「そうやねん、風邪ひいて寝てたんや。」

「そらアカンわ。布団ひいて寝な。」

みたいなギャグがあったと思う。まったくもって愉快。

最近の漫才師だとミキはそんな感じの漫才で、スゴイなぁと思った。

 

求人申し込みしていた企業から「不採用」のメールが届いた。

「そうでござるか・・・」と病床に臥しながら、力なく呟いた。

落ちると落ち込む。

相手企業からのメールには自分の今後の活躍をお祈りしているといった

文言が書いてあった。

相手方には申し訳ないが、自分はその企業の倒産を祈った。

 

TBSラジオ伊集院光とラジオと」の今日のゲストは六平直政

伊集院「六平さんが海でスキューバしてたら、タコに間違えるよ(笑)」

六平「今からお前ら殺すから」

どんなゲストだ(笑)!

 

夏目漱石の「趣味の遺伝」という話を読んだ。

この人の文章って、しれーっとユーモアがあるから面白い。

しかもこのお話し、男女の相愛は先祖の遺伝が関係しているという

ちょっとSFチックなお話しで面白かった。

SFというよりは遺伝学ということらしいけど。

前の1000円札に顔を印刷されるほど、日本人には馴染みの深い

文豪であるが、本人はお札に印刷されるの嫌だったろうな、と思う。

そういったことを思わせるところも自分は漱石に好感を覚える。

(案外喜んでるのかも知れないけど)

 


ダイラケ 名作メドレー2-1

Puttin' On The Style

カチカチに固まった雪、というかもはや氷が

道という道でふんぞり返っている。

気を緩めたら最後、大勢の人込みの中、派手にドスンと

すってんころりんいってしまう。用心用心。

 

今日も相変わらず、無職である。

世間から必要とされとらんなぁ、と起き上がり、

腹が減ったので外出。

近所のラーメン屋に初めて入った。

値段の割に普通の味でガッカリしながら店を出た。

生意気な無職である。

 

生意気ではあるが、やはり用事がないので、

無職の指定席マクドナルドでコーヒーを飲む。

ほぼ毎日、日中の時間帯、マックに行っている自分だが、

老人、子持ち主婦、学生、リーマンが多いと思う。

詳しく話を聞いたら、みんな色々な肩書や事情を持っているのだろう。

人間国宝の老人、不倫相手の子供を産んだ主婦、

授業をフケている学生、リストラされたリーマン、とか

だったら面白いなと思う。

自分が勇気を出して、大声で

「突然ですが、みなさんの素性を教えてください!」

と問いかけたら、みんな正直に答えてくれないだろうか。

実際のところ、ヘビィな話とか聞かされたら

こっちが落ち込みそうなのでやめておいた方がいいだろう。

 

TBSラジオ伊集院光とラジオと」のゲストが藤竜也だった。

知らないな、とか思ったが超ベテランの渋い俳優だった。

愛のコリーダ」という映画に主演し、日本映画界に一大センセーションを

巻き起こしたとのことで、自分の中の下世話魂が一気に燃え上がった。

阿部定の事件を扱った映画「愛のコリーダ」。

無修正で本番行為を映す映画に多くの俳優が出演を尻込みする中、

主演を決めた藤竜也と松田暎子はカッコイイね。

アダルトビデオは映画なのだろうか。

マジックミラー号日本アカデミー賞を受賞することはないのだろうか。

「AVと一緒にすんな!」と大島渚監督は怒るだろうか。

案外怒らない気がする。(適当)

 

最近、YouTubeで50年代の洋楽ヒット曲をランダム再生している。

しびれることが多々あり、その中で今日は

ロニー・ドネガンの「Puttin' On The Style」という歌にしびれた。

この「Puttin' On The Style」という英語を自分は知っていた。

ザ・ハイロウズが2003年頃、ザ・ビートルズの前身バンド

ザ・クオリーメンを来日招待したときがあった。

そのときのイベント名が「Puttin' On The Style」だったのである。

スキッフルバンドのザ・クオリーメンがロニー・ドネガンの歌を

カバーしていたのか、と今更気付いた。もう15年前か・・・

で、結局どういう意味の英語なのか。

ネット上に和訳は特に見当たらなかった。

英語の歌詞を睨み続けた結果、

「カッコをつける、気取る」

といった意味っぽそうな気がする。

 

Puttin' On The Style!無職!

 


Lonnie Donegan - Puttin On The Style (1957)

 

 

圧雪薄毛ブルース

晴天、善き哉。

昨日の雪があちこち残りに残っている東京。

ラジオのニュースを聞いていると、電車のダイヤも乱れが生じている模様。

 

朝から、圧雪の足元にツルと転び、尻をうち、手を汚し、難儀している人や

「あー、今日は会社行きたくないなぁ。」

「学校休みにならないかなぁ。」

と思う諸氏多数でしょう。

そして、自分はというと、無職。

ありがたいことに早朝から出掛ける予定もなく、今日も昼に起きた。

だから、遅延だらけの電車にヤキモキすることもなかった。

関東中、大勢の人が困惑している中、困惑していない自分は稀少な存在の気がする。

誰かから羨ましがられたいな、と思った。

しかし、自分には自慢ができる友も伴侶も知り合いも誰もいない。

自宅から最寄りの駅前に立って、「世間の皆様、足下の悪い中ご苦労様です。私は無職のため、本日のような足下の悪い日でも会社、学校へは行く必要がありません。家でぬくぬく過ごします。」

と演説ぶってみた場合、

「あ、あの人羨ましいな。」と思ってくれる人がいるだろうか。

「私は東京都庁勤務なのですが、あなたと交替していただけませんでしょうか?」

と潔い提案をしてくれる人はないであろうか。

いたとしてもロクな人物ではなさそうだ。

 

結局、家でぬくぬくしていても疎外感で胸の内がヒリヒリするばかりだ。

「もう朝から転ぶし、電車遅れるし、今日大変だったぁ~」

と足下が悪い今日のことを誰かとブーブー言い合える日常の方がよっぽど心がぬくぬくしている気がする。

 

毎日拝聴しているTBSラジオジェーン・スー生活は踊る」にゲストでファッションブロガーのMB氏が登場していた。

ファッションを提案する人なんて何となくいけ好かないな、と思っていた自分だが、氏の本を読んだところ結構参考になり、ちょっと好印象を抱いていたところに今日のラジオゲストである。

メインテーマは靴の紹介だったが、それよりも印象的だったのが「薄毛」治療の話である。

氏は薄毛治療を受けることにしたらしく、今後の経過をブログやSNSで報告していくらしい。

なんちゅう腹の据わった行いか。

ある程度の年齢になった男にとって薄毛問題というのは一生つきまとう問題である。

「生え際が上に上がったのではないか?」、「最近抜け毛が増えた気がする。」

こういった恐怖に毎日怯えている男は世の中に大勢いる。というか自分も。

憎たらしい男に意地悪してやりたいと思っている女性は、

「あれ?おでこ広がりました?」

とか言えば、男に精神的致命傷を与えることができる。

で、MB氏であるが家が貧乏だったからファストファッションでおしゃれになる工夫を頑張ったとか、いい人だなぁとすっかり感心した。

MB氏が大金持ちになっても僻まないようにしよう。

 

夜は渋谷クアトロでKitty, Daisy & Lewisのライヴを観た。

パリッと決まったルックスに、ヒップなサウンド、パワフルなパフォーマンス、

といった具合で完全にイカしていた。

お客さんもとても盛り上がっていた。

 


Kitty Daisy & Lewis - Going Up The Country(HQ)