ダウーンダウーンダウーン…
雪が1日中降っていた。
降っているだけでなく、積もってもいた。
町中まっちろけだ。
脱・無職の弱火を胸に点火し、
リクナビNEXTにて1社応募した。
応募先から「数日中に書類選考の回答します。」と返信があり、もっとレジュメをしっかり書き込んでから応募すれば良かった…と悔いた。
お昼、無意味に外出した。
防寒に防寒を重ね、ブクブクに着膨れしたが、それでも外は寒かった。
特に用事もなく外へ飛び出しても、やはり用事はない。適当にコーヒーを1杯飲んだだけだった。
コーヒーを机に置き、資格の参考書を開いて睨み付けていたが、進捗は芳しくなかった。音楽を聴きながらだったのがいけなかった。フレディ・キングが「ダウーンダウーンダウーン…」と歌っているのが自分の状況にピッタリで笑えた。今、辛いけどまだどん底ではないんだろうなぁ、と思うと人生というのが空恐ろしくなる。
夜も雪は降るらしいとのことで、スーパーでお惣菜を買って、さっさと帰った。帰ってもすることはない。明日も明後日もずっとこんな感じであろう。することがない。きっと仕事をしていてもそうだ。することのない生活にすることのある時間ができるだけだ。それだけじゃ、この虚しさは解消できないだろう。生活と仕事以外に「何か」必要なはずだ。
とは言え、早く仕事に就きたい。そして、早く引っ越ししたい。今の家は不便だ。明日は晴れるようなので嬉しい。